カメラを買って写真を撮るようになると、どうやって保存していこうかと困りますよね。
そして、自分が撮ってきた数々の写真が消えてしまわないように安全にバックアップしたいものです。
パソコンのSSD,HDDや外付けHDDではハードディスクが壊れたらデータが消えてしまいます。
かといってクラウドだけではネット環境下で読み込む必要があるので、過去の写真を見るのに不便。
僕は写真を撮り始めて早5年ほど。
いろいろ調べたり、試したりする中で写真の管理方法を確立してきました。
今回は、実際に今現在行っている僕の写真管理法を解説していこうかと思います。
まだまだ撮り始めたばかりという人も今後増えるであろう数々の写真のために、今から写真の管理をしっかりしておくことをおススメします。
僕は写真の編集には、Adobe Lightroomを使用しているので、Lightroomでの管理も含めて書いていきます。
僕の写真管理法
結論から言うと、「外付けハードディスク」と「クラウドサービス」を組み合わせて二重に保存しています。
僕はLightroomを使用しているので、Lightroom側から外付けハードディスクを連携させて、SDカード→外付けHDDにデータを移しています。
PC自体のHDDには写真を保存していないので、PCの容量が圧迫されることはありません。
これだけでは、外付けHDDにトラブルが発生したときに大切な写真データを紛失してしまうことになるので、クラウドサービスを使って、バックアップをしています。
僕は、AmazonのAmazonPhotosに外付けHDDの中身をバックアップしています。
「外付けHDD」+「Amazon Photos」がコスパ最強
バックアップには、HDDを2つ用意してコピーする方や、NASを構築する方などもいるが、その分外付けHDDが複数個必要になってくるのでコスト的には高くついてしまいます。
Amazon Photosは、Amazonプライム会員なら無料で使えて、写真なら容量無制限でアップロード可能。
RAWで撮ったRAWデータも写真として認識されるので無制限でアップロードすることができます。
外付けHDD
ハードディスクはWESTERNDIGITALのElements Portable 1TBというものを使っています。
持ち運びができるように電源不要で、小さいサイズのものを選んでいます。
家から持ち出すことは無いよという人は、据え置き型のHDDの方が、容量に対して価格が安いのでおすすめです。
今は、3TBとかでも1万円以下で購入できます。
クラウドサービス
僕は、先に書いたように「Amazon Photos」を使用しています。
Amazonプライム会員の人は無料で使えるのでオススメです。というより、プライム会員でこれを使わないのはもったいないです。
プライム会員ではないよというひとは、ほかのクラウドサービスとして、「Google フォト」を使うのがおススメです。
写真データであれば、無料で枚数無制限で保存できます。
Amazon PhotosとGoogleフォトを比較するとこんな感じ。
Amazon Photos | Google フォト | |
料金 | プライム会員は無料 | 無料(有料版もあり) |
写真の圧縮 | 非圧縮 | 圧縮される |
RAWデータ保存 | 可能 | 不可能* |
動画 | 5GBまで | 無制限(圧縮される) |
*正確には、RAWデータをアップロードすることはできるが、ダウンロード時にJPEGに変換される
GoogleフォトがAmazon Photosと異なる点は、写真が圧縮されてしまう点とRAWデータが保存できないという点。
Googleフォトは、圧縮に関しては大きく拡大しない限り、劣化はほとんど感じられないです。
それよりもRAWデータを保存できない点が、Lightroom等でRAW現像をする人にとって厳しいかなと。
JPEGのみで撮るという方は、どちらを使っても良いと思います。
ただ、Googleフォトは動画ファイルを無制限に保存にできるので、僕は動画の保存に使っています。
具体的な管理法
僕は、Lightroomを使っているのでLightroomのデータの管理も含めて具体的に書いていきます。Lightroom
は写真編集だけでなく、写真の管理ツールとしても非常に優れているのでお勧めです。
Lightroomには、Lightroom classic CCとLightroom CCがありますが、従来のLightroomと同じLightroom classic CCを使用しています。
Lightroomカタログ
LightroomにはLightroom独特の管理法で、カタログというものがあります。
Lightroomを使うと拡張子”.lrcat” のカタログというものが自動的につくられます。
このカタログには、写真データがどのフォルダにあるかといったことや、どんな編集をしたか、写真のEXIF情報などが結び付けられていて、Lightroomを使う上では、写真と同等の大切なファイルになります。
ということで、このカタログファイルもバックアップする必要があります。
僕は、カタログファイルの元はPC本体のSSD内に保存。エクスプローラー(MacでいうFinder)のピクチャフォルダ内に保存されています。
カタログのバックアップはLightroomの設定で、アプリ終了時に作成されるようにしています。そのバックアップファイルの保存先はOne Driveと自動同期されるフォルダにしているので、One Driveのクラウドに保存されています。
さらに、そのバックアップファイルは、AmazonDriveにも自動で保存されるようにしています。
ここまでする必要はなく、PC内+1つのクラウドに保存しておけばよいかと思います。
ちなみに、Lightroom終了時に作成されるバックアップファイルは上書きではなくどんどんたまっていくので、古いバックアップファイルは定期的に削除しましょう。
写真データ
写真データは外付けハードディスクの中にすべて保存し、PC内には残していません。
写真を撮ったら、SDカードをPCに差し込み、Lightroom経由で外付けHDDに入れます。
取り込み方は、Lightroomを開いて、左下の「読み込み」をクリック。
左側の追加元をSDカード(カメラまたはカードリーダー)にして、保存先に外付けHDDを選択します。
(僕の使用しているHDDはElementsという名前です)
フォルダ階層の名前は日付別にしておくと、Lightroom側で自動的に撮影日で階層を作ってくれるので便利です。
先に述べたカタログのデータと変わってしまい面倒くさいことになります。
写真の移動は必ずLightroom内で行ってください。
次にバックアップですが、Amazon Photosへのバックアップは手動で行っています。
Amazon Photosアプリを開き、バックアップの追加から1回を選択します。
そうするとフォルダ選択になるので、外付けHDDの中のバックアップしたいファイルを選択し、アップロードします。
このバックアップも自動で出来るとよいのですが、外付けHDDからAmazonDriveへの自動バックアップはできないため手動でアップロードしています。
僕の管理法のデメリットとしては、バックアップをするのを忘れているとハードディスクが壊れたらその間のデータは紛失してしまうということ。
そうならないためにも、こまめに定期的に手動でアップロードしています。
また、Amazon Photosへのアップロードは、結構時間がかかるのでそういった意味でもこまめにしておく必要があります。
これで、写真データは外付けHDD内とAmazon Photos内に同じ写真が二重で保存されたことになります。
まとめ
以上、僕の写真管理法でした。
パソコンやハードディスクはいつ突然壊れてもおかしくありません。僕の管理方法は安く、安全にバックアップできるのでおすすめですが、自分に合うやり方があればそれでいいのです。重要なのは2か所以上に保存しておくということです。
今は、外付けHDD+Amazon Photosで管理していますが、HDDがいざ壊れたらAmazonDriveからダウンロードするのも大変な量になってきたので、今後はNASの導入なんかも考えています。
まだまだ撮り始めたばかりというという人も、大切な写真データがなくならないようにバックアップは必ずしておきましょう。
しっかりバックアップをとって、安心して写真Lifeを楽しみましょう。