旅行カメラはこれでいいんじゃない?
最強コンデジSONY「RX-100」

カメラ好きには、言わずと知れた“最強コンデジ” SONYの「RX-100」シリーズ。

僕はメイン機としてフルサイズミラーレス機 SONY α7Ⅲを使用しているのですが、そのサブ機としてRX-100を使用しています。数ある「RX-100」シリーズの中からなぜ初代RX-100を選んだのかということを、「RX-100」シリーズそれぞれの違いを含めてご紹介したいと思います。
※最初に発売されたモデルを初代RX-100と書かせていただきます

写真を撮ることが好きな人のサブカメラとして、旅行好きの人が選ぶカメラとして最適なカメラなのではないかと思います。

「RX-100」シリーズとは。

「RX-100」シリーズは、ソニーから発売されているコンパクトデジタルカメラで、1.0型センサーツァイスの大口径ズームレンズを搭載した高級コンデジです。

珍しい点としては、「RX-100」シリーズは、旧モデルも現行ラインナップとして、公式サイトでも最新モデルと並行して販売されていることです。

ラインナップ

2020年3月現在販売されているモデルは7つのモデルです。

  • RX-100 (2012年6月15日発売)
  • RX-100Ⅱ (2013年7月5日発売)
  • RX-100Ⅲ (2014年5月30日発売)
  • RX-100Ⅳ (2015年7月31日発売)
  • RX-100Ⅴ (2018年7月13日発売)
  • RX-100Ⅵ (2018年6月22日発売)
  • RX-100Ⅶ (2019年8月30日発売)

最新のRX-100Ⅶは、140,000円~150,000円ほど。さすがは高級ラインという価格帯。初代型と比較すると差は100,000円ほどに。
用途によって最新機能は必要ないということもあるので、自分に必要な機能と価格のバランスを見極めることが大事ですね。

モデルごとの違い

  焦点距離 F値 ISO 手振れ補正 チルト WiFi EVF
RX-100 28-100mm F1.8-4.9 ISO125-6400 × × ×
RX-100Ⅱ 28-100mm F1.8-4.9 ISO160-12800 ×
RX-100Ⅲ 24-70mm F1.8-2.8 ISO125-12800
RX-100Ⅳ 24-70mm F1.8-2.8 ISO125-12800
RX-100Ⅴ 24-70mm F1.8-2.8 ISO125-12800
RX-100Ⅵ 24-200mm F2.8-4.5 ISO125-12800
4.0段
RX-100Ⅶ 24-200mm F2.8-4.5 ISO100-12800
4.0段

ざっと比較するとこんな感じです。センサーは共通で1.0型ですが、Ⅱから裏面照射型Ⅳから積層型に変わっています。その他、Ⅳから動画4K対応、AFはVから格段に良くなっています。

初代であり完成形。SONY「RX-100」

 

僕が使用しているのは、「RX-100」シリーズの中でも一番最初に発売された初代RX-100です。
初代でもキリキリと解像してくれる1.0型センサーCarl Zeiss「Vario-Sonnar T*」レンズ搭載で申し分ない写りをしてくれます。
新しいモデルが出るたびに性能、機能面は上がっているのですが、僕にとってはこれが丁度いい選択でした。

なぜサブカメラとして「RX-100」を買ったか

撮影のための旅に出るぞ。と気合をいれて撮るときは、カメラバッグにフルサイズ本体とレンズ数本を入れて持ち出しますが、小旅行や撮影がメインではないときにはやっぱりかさばる。フルサイズだと本体+標準レンズだけでも重いデカいとなっちゃうんですよね。当たり前のことなんですが、これで一眼を持ち歩かなくなってしまう人は多いですよね。
でも、なにも持っていかないと持っていかないで、iPhoneじゃちょっと寂しい。それなりにちゃんとカメラで撮りたかった~。という場面が訪れるものです。

そこでサブカメラを買おうとなり、僕が探した条件としては大まかに以下の3点。

・メインとの棲み分けとしてグッとコンパクトなのが良い。
・映りにはこだわりたい。
・あくまでサブなので機能性は最低限で良い。

RX-100はポケットに入るほどのコンパクトさ。小さいミラーレスも考えましたがどうしてもレンズの分、分厚くなってしまう。それにサブなら割り切ってレンズ交換できなくてもそれはそれでいいかなという考えです。
コンデジの中で、画質を考えたときに浮かぶのが、RX-100シリーズリコーGR。旅行に持っていくことを考えると単焦点のGRよりも初代RX-100の28-100mm(35mm換算)という焦点距離の方が魅力的でした。
次に、RX-100シリーズに中で比較したときに、センサーの性能、解像感は初代RX-100で十分だなと。EVFやチルトモニターもサブカメラに使うにはそんなにいらないかなと思い、WiFi機能についても、FlashAirのSDカードやLightningのSDカードリーダーがある為、必要ないと判断しました。

そんな流れで初代RX-100をサブカメラとして選択。
このあたりの機能の取捨選択は各々の使い方や許容できるかによりますが、個人的には、初代RX-100、RX-100Ⅲ、RX-100Ⅴがバランスが良いのではと思っています。

使用感、良いところ

小さい、軽い!

 

なによりサブカメラを手に入れてよかったのはこのコンパクトさ。
今まではiPhoneでいいかな~というときにも一応持っておくかと気軽に持ち出せます。
無理して一眼を持って行った旅行もこれを持ち出すことで軽快になりました。治安の悪い海外なんかでもカバンにパっと入れれるこのサイズ感は魅力的ですね。

操作感はまあまあ良好

 

 

上部に電源、ズームレバー、シャッター、モードダイヤル
背面に十字キーとその周りに4つのボタンが配置してあります。
サイズが小さいため少しボタンの押しにくさはありますが、このコンパクトさなので仕方ないでしょう。

明るく、寄れるレンズ

 

焦点距離:28mm(35mm換算),f値:2.0,ISO:800

ワイド端(広角側)でF1.8、最短撮影距離はレンズ先端から4cmほど。
これだけ寄れてF1.8始まりなので、背景もしっかりボカすことができます。
テレ端(望遠側)ではF4.9となってしまうので、テレ端でも明るいレンズが良い方はRX-100Ⅲ以降のモデルがオススメです。

USB充電が便利

初代RX-100でもUSB充電が可能です。MicroUSBのケーブルで、モバイルバッテリーやパソコンから充電することができます。
旅行などで極力荷物を減らしたいというときに、専用のバッテリーチャージャーを持っていかなくて良いのは大きなメリットといえます。

まとめ

以上、初代RX-100の紹介とそれぞれのモデルの比較でした。
“最強コンデジ” と名高いSONY「RX-100」シリーズは、あらゆるニーズにも対応できる本当に最強のコンデジでした。
間違いなく買ってよかったカメラです。
小さいサブカメラが欲しいなという人や、旅行用のカメラを買おうと思っている人には間違いなくオススメです。